競馬で年間50万円以上の利益が出ていても、確定申告をして納税している人はごく一部です。

競馬の収益と税金について

 

競馬で得た収益は課税対象になります。
競馬で稼いだ後の税金のルールと、近年の競馬と税金の関係性について紹介します。

 

競馬で得た利益は雑所得

 

競馬で馬券を的中した時に受け取る払戻金は、馬券の購入単価を差し引いた金額が雑所得として扱われます。

 

例えばオッズ10倍の馬券を1万円購入した的中した場合、10万円の払戻金を受け取れます。
この場合、9万円が雑所得として扱われます。雑所得は最大で年間50万円の控除枠があるので、年間50万円未満の方は確定申告不要で税金を払う必要はありません。

 

 

雑所得は競馬以外の収入と合算される

 

確定申告

雑所得は競馬以外にも、パチンコやスロットなどのギャンブルや、サイドビジネスなども対象になります。
年間最大50万円の控除枠は、競馬以外の収入も合算して計算されます。
つまり、競馬の収益が年間50万円以下でも、他の雑所得を含めて年間50万円を超えた場合、厳密には確定申告をしなければいけません。

 

雑所得の税率

競馬による雑所得は総合課税扱いになります。
税率は所得税が利益に応じて5~40%、住民税が一律10%。
50万円の控除枠をはみ出した分に課税されます。

 

 

ハズレ馬券を経費としてみなせるかが現在の焦点

 

本来、競馬の損益計算はハズレ馬券を経費としてみなされませんでした。
そのため、仮に年間収支がマイナスでも、的中馬券の利益が50万円を越えれば課税対象になっていました。

 

しかし、最近裁判でハズレ馬券を経費としてみなす判決が出て大きな話題になりました。
現在の所、ハズレ馬券を経費として計上できるかはグレーゾーンです。税務署に問い合わせをすれば、経費計上せずに確定申告するべきと回答があるでしょう。

 

 

実際みんな税申告しているの?

 

競馬で年間50万円以上の利益が出ている人でも、きちんと確定申告をして納税している人はごく一部です。

 

競馬はパチンコなどと同様に馬券を購入する時に、個人情報不要で窓口や自動券売機で購入でき、払戻金も機械で受け取れます。
ちょっとした利益の申告漏れは税務署も調べる方法がないし、手間も考慮して見逃す方針を取っているのが現状です。

 

しかし、あまりにも利益が多い場合は例外です。税申告していないのに、車や不動産などの大きな物を購入すると、収入源がどうなっているのか税務署から調査が入る場合があります。

 

また、馬券のネット購入や、電話投票などは、個人の馬券の購入履歴やお金の動きが証拠として残ってしまうので注意が必要です。

 

馬券生活している人は、証拠を残さないために、わざわざ必ず馬券場や場外馬券売り場に足を運んで馬券購入と払い戻しをしているケースも多いです。